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[C12] 医師不足

はじめまして。地方病院で勤務医をしています。
医師不足についてのコメントがありちょとよらせていただきました。またときどきお伺いするかもしれません。よろしく。


ちょっと前までは医師・看護師過剰時代といわれていましたが、ここ1~2年でどちらも不足といわれています。この現象は一般の方には理解できないことでしょう(国から情報操作されていましたので)。もともと医師も看護師も極端に不足(先進国平均を大幅に下回る)だったのです。でもなんとかやっていたのですが、そこにいろいろな負担(新臨床研修制度、電子カルテ化、訴訟増加など)、それら負担による医師の立ち去りが加わって不足が顕著になったのです。とくに医師の病院からの立ち去り(立ち去り型サボタージュ)が激しくなっています。
医師以外の方の医師にたいする誤解があり、シノさんも少し誤解しているようです。
1)医師(勤務医)の給与は非常に高い?
医師の給与は赴任先によって差が激しいのですが、平均するとあまり良くありません。私の医学部卒業(24歳)から現在(40歳)までの平均年収は600万弱(確定申告額)です。京都大学医学部教授の給与年収でも1000万弱だったと思います。アルバイトなどの別収入が年収を越えてはいけない決まりですから、最高峰の教授でも最高年収が2000万ないという業界です(私立はもう少しもらっているでしょうが)。間違った統計が世に広がり、勤務医は困惑しています。
2)日本の医療費は高くて、医療のレベルが低い?
このように思われている方も多いと思います。日本の医療費は先進国でダントツでやすい(GDP比先進国最低)、医療に対する質のWHO評価で毎年世界第1位です。アメリカでお産をすれば300万ですが、日本では30万ですよね。そのうえ妊婦死亡率は日本より高い(2003年統計)。実は、世界でもっとも安くて質がよい医療を受けているとこを知らされていない。アメリカではお金持ちにかぎっては日本よりよい医療が受けられますが。移植でアメリカに行く方々の募金額から想像すればわかると思います。
3)医師には勤務医と開業医がいる。
同じ医師ですが、訴訟リスク、労働環境、年収が全然違います。安月給(開業医とくらべて)で劣悪な労働環境で働いている病院勤務医が訴訟やマスコミの槍玉に上がっており、みな開業していくのだと思います。

医師が病院からいなくなったらはどうなるのでしょうか?各病院の産科、小児科ではすでにはじまっています。自分の老後を考えるとゾッとします。

  • 2007-01-08
  • 投稿者 : Ken
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医師の不足

NHKの番組を見てのお話しです。ここのところ立て続けに、医師不足についての特集がありました。ごらんになった方も多いとは思いますが、どんな風に思われましたか?今日は、救急医療の現場でのお話し。先日は産婦人科を中心とした地域医療での医師不足の現状でした。


もうだいぶ前になりますが、研修医制度の変更で地域医療に携わる医師が減少してしまった、というお話を聞いたことがりました。研修医制度のせいで医師不足が起きる?という意味自体がよくわからなかったのですが、要は研修期間が長くなり、大学に残る時間が増えたため、医師不足した、というようなお話しでしたが、「それは変だろう?」とそのとき思ったものです。大学にいる時間が1年長くなったとしても、結局滞留する時間が長くなるだけの話で、お医者さんになる人の数、リタイアされる数は結果として一緒のはず。一時的に不足が起きても、しばらくすれば解消するはずだ、と思ったのです。

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産婦人科医の不足、というのは何となく納得できました。非常にリスクが高く、大変な分野らしくて、なり手が少なくなっているというのです。これは確かに止めにくい。診療報酬を上げるなどしてなり手を増やすしかないのかな?と思いますが、どうなんでしょうね。そもそもお医者さんというと今すでに高給取りだ、というイメージはあるのです。それ以上の収入が必要なんでしょうか?どこまで増やせばよいのでしょう?

こちらにも参加してみました(^_^;
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アメリカなどでは自家用ジェットで飛び回る人気医師、なんてのもいるそうですが、その一方で貧しい人は医者に払うお金がなくて、あるいはもったいなくて?、医療を受けられないケースもよくあるといいます。日本の保険制度は良くできているな、と思っていますが、あまりに医師への報酬を上げてしまえばそれを維持することはまた難しくなるのでしょう。

そんなことを考えながらぼーっとニュースをあさっていたら、「医局の地位低下と開業医の増加」が地方医療を危うくさせている、という記事(興味のある方はこちらをどうぞリンクが切れてしまったらごめんなさい)を見ました。その中にいろんな要素が入っていて、なかなか興味深く読みました。医師の現場の過酷さ。患者側の妙に高くなった要求。記事の中での産科医さんが簡単なお産でも昔は「ありがとうございました」と言ってもらえてそれだけでも疲れが飛んだが、今は下手すれば訴訟沙汰。だからお産を扱うのはやめた」といていたのが印象的です。でも、一方で楽な仕事を求めて(というばかりではないのかもしれませんが)開業医へ多くの医師が流れてしまう現実があるようです。

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今日のNHKの救急医療でも現場の過酷さ、ちょっとした判断ミスが人の死を招く現実。私も実はシステムの運用難かをやっていて、トラブルが頻発するときの緊張感、担当者のストレスを身にしみて感じていただけに、ああ、厳しいよな、と思えるお話しでしたが。でもって一番つらかったのはそれだけ頑張ってもユーザーに「ありがとう」といってもらえなかったこと。お医者さんも同じようなことはあるのだろうな、と。

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さて、さて、話があちこちそれてしまいましたけれど。私たち自身の問題として、お医者さんに何を求めて、どのように接していくのか、考えるべきなんじゃないかと改めて思ったのです。お医者さんの報酬は高く思える。それ以上の仕事をしているなら、もっと与えても良い?でもそんなに努力していない様に見えるお医者さんもたくさんいるんじゃないだろうか?どうあって欲しいのだろうか。そしてどう接していけばいいのだろうか。私の中では結論はまだ出ません。ただ、大学の医局の教授の方たちが話している内容は全く心に響いてこない話が多かったのだけは事実です。なぜなのでしょうね?医療の現場も、患者である、市民の気持ちも全くわかっていないように見えるんですが。

さて、癒しの写真(笑)新垣結衣さん
新垣結衣 あらがきゆい

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[C12] 医師不足

はじめまして。地方病院で勤務医をしています。
医師不足についてのコメントがありちょとよらせていただきました。またときどきお伺いするかもしれません。よろしく。


ちょっと前までは医師・看護師過剰時代といわれていましたが、ここ1~2年でどちらも不足といわれています。この現象は一般の方には理解できないことでしょう(国から情報操作されていましたので)。もともと医師も看護師も極端に不足(先進国平均を大幅に下回る)だったのです。でもなんとかやっていたのですが、そこにいろいろな負担(新臨床研修制度、電子カルテ化、訴訟増加など)、それら負担による医師の立ち去りが加わって不足が顕著になったのです。とくに医師の病院からの立ち去り(立ち去り型サボタージュ)が激しくなっています。
医師以外の方の医師にたいする誤解があり、シノさんも少し誤解しているようです。
1)医師(勤務医)の給与は非常に高い?
医師の給与は赴任先によって差が激しいのですが、平均するとあまり良くありません。私の医学部卒業(24歳)から現在(40歳)までの平均年収は600万弱(確定申告額)です。京都大学医学部教授の給与年収でも1000万弱だったと思います。アルバイトなどの別収入が年収を越えてはいけない決まりですから、最高峰の教授でも最高年収が2000万ないという業界です(私立はもう少しもらっているでしょうが)。間違った統計が世に広がり、勤務医は困惑しています。
2)日本の医療費は高くて、医療のレベルが低い?
このように思われている方も多いと思います。日本の医療費は先進国でダントツでやすい(GDP比先進国最低)、医療に対する質のWHO評価で毎年世界第1位です。アメリカでお産をすれば300万ですが、日本では30万ですよね。そのうえ妊婦死亡率は日本より高い(2003年統計)。実は、世界でもっとも安くて質がよい医療を受けているとこを知らされていない。アメリカではお金持ちにかぎっては日本よりよい医療が受けられますが。移植でアメリカに行く方々の募金額から想像すればわかると思います。
3)医師には勤務医と開業医がいる。
同じ医師ですが、訴訟リスク、労働環境、年収が全然違います。安月給(開業医とくらべて)で劣悪な労働環境で働いている病院勤務医が訴訟やマスコミの槍玉に上がっており、みな開業していくのだと思います。

医師が病院からいなくなったらはどうなるのでしょうか?各病院の産科、小児科ではすでにはじまっています。自分の老後を考えるとゾッとします。

  • 2007-01-08
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